2026年9月13日、朝イチでイルフォードまで行ってきました。
目的はひとつ、ロンドンに3店舗目ができたばかりのサウナ「Lowlu(ロウルー)イルフォード店」。
この日が£1割引の最終日だったんですよ。そう、それだけの理由で。
ユーストン住まいの僕にとってイルフォードは正直遠い。
でも行ってみたら、持ち物も料金も行き方も「日本のサウナの常識」とはだいぶ違っていて、これは先に知っておいたほうがいいなと思ったので、実際に入った体感温度つきで全部まとめておきます。
ロンドンのサウナって水着で入るんでしょ?
予約はいるの?
タオルって持っていくの? 正直よくわからなくて…
全部行って確かめてきたよ。持ち物、料金、行き方、それから日本と違うところ。この順番で話していくね。


Lowlu イルフォード店とは? 2026年9月にオープンしたばかりの新店

Lowlu はロンドンのサウナブランドで、1号店が Wandsworth、2号店が Kentish Town、そして3店舗目がこのイルフォード店。Kentish Town 店と Wandsworth 店については別の記事で詳しく書いているので、ここではイルフォード店の話だけします。
場所がちょっと面白くて、Rocket Padel Ilford というパデル(ミニテニスみたいなスポーツ)施設の中にある「Wellness Suite」がサウナになっています。
パデルで汗をかいたあとにそのままサウナへ、という使い方を想定しているんだろうなというのは、中に入ってすぐわかりました。日本のスーパー銭湯とは発想がぜんぜん違う。でもこれはこれで、いい。
中の雰囲気は Wandsworth 店とよく似ていました。木の小屋が2つ並んで、その前に水風呂のタブが3つ。あの感じです。
持ち物リスト:水着とタオル2枚は絶対に忘れない

ここが日本と一番違うところ。
Lowlu の公式ルールでは、共用エリアはすべて水着着用が必須です。裸で入るという選択肢はありません。で、タオルは施設側から提供されないので持参が基本。しかも1枚じゃ足りない。
1枚目はサウナのベンチに敷く用。衛生上の理由で、ベンチにはタオルを敷いて座るのがルールになっています(直座り禁止)。2枚目は水風呂やシャワーのあとに体を拭く用。だから2枚。ここ、意外と忘れがちなので強調しておきます。
あとは公式が持参を勧めているものとして、ビーチサンダル、水筒(敷地内に無料の給水スタンドあり)、セッションの合間に着るゆったりした服。ローブの貸出はありません。ロッカーは貴重品が入れられるものが用意されていて、南京錠を自分で持っていく必要はなかったです。温水シャワーと更衣室もあります。
タオルのレンタルについて、公式FAQには載っていないんですが、現地で聞いたところ会員£2、非会員£3で借りられるとのこと。
ただ、開店したばかりのいまはタダで貸してくれました(2026年9月13日時点)。これはいつまで続くかわからないので、持っていくのが無難です。
ドライヤーやシャンプーはある?
ドライヤーやシャンプー・ボディソープもあります。
サウナに入る前に、なにかサインとかいるの?
初回だけ健康に関する同意書(Waiver)がいるよ。アプリで先に済ませておくと当日がラク。その場でもサインできました。
料金と予約:£12.50から、当日ふらっとは基本NG

まず料金。2026年9月時点で、1回のスタンダードセッションがピーク£16.50、オフピーク£12.50です。1セッションが50分くらい。最新の料金は必ず公式サイト(lowlu.com)で確認してください。
予約は公式サイトか Lowlu のアプリから事前に枠を取って、オンラインで支払う方式。日本のサウナみたいに「行って券売機で買う」ではないんですよね。予約時間の5分前に入場用のアクセスコードが有効になる仕組みで、初回はアプリか現地で健康誓約書を出す必要があります。
キャンセルは開始24時間前までなら無料で全額返金、24時間を切ると返金なし。日時の変更だけなら開始30分前までアプリやWebからできます。これ、覚えておくとだいぶ気がラクです。
お得な仕組みもいくつかあって、「Reset Packs」という回数券系のパックとメンバーシップがあるほか、「Refer a Friend」という紹介制度が地味に強い。紹介コードで友人が初回セッションを予約すると、その友人は2回目が50%オフ、3回目が無料(それぞれ付与から10日以内に使う条件つき)。紹介した側にも、友人が初回に来たあとで無料セッションが1回つきます。
アクセス:Central line の Redbridge から歩く

住所は Wellness Suite, Rocket Padel, 2 The Drive, Ilford IG1 3PS。
公式の案内では、地下鉄 Central line の Redbridge 駅から徒歩8〜10分、鉄道 Elizabeth line の Ilford 駅からは徒歩約8分またはバス5分となっています。
ただ、僕は Redbridge から歩いて、体感では15分くらいかかりました。公式より長め。方向音痴ぎみの人は地図を見ながら余裕を持って行ったほうがいいです。
ロンドン中心部からだと、Liverpool Street や Tottenham Court Road から Elizabeth line で Ilford まで一本。ユーストン住まいの僕には正直「近い」とは言えない距離でしたが、Elizabeth line が使えるエリアの人なら意外と楽かもしれない。車なら Rocket Padel の敷地内に無料駐車場があります。
営業時間は月〜日の7:00〜22:00、定休日なし。朝7時から開いてるのは、日本人サウナーにはうれしいポイントかも。
中はこんな感じ:サウナ2基、水風呂3基、そして外気浴

サウナは北欧産の木材で作られた小屋が2つ。「The Social Sauna」と「The Silent Sauna」。名前の通り、片方はしゃべってOK、もう片方は静かに入る用で、物理的に分かれています。日本だと「黙浴」の貼り紙で頑張る店が多いけど、最初から分けちゃうのは合理的だなと。
ブランド公称のサウナ温度は75〜95°C。僕が入った日の体感では、Silent のほうが85°Cくらいでかなり熱く、Social のほうが70°Cくらいでした。あくまでその日の体感なので、目安程度に。
水風呂は屋外のウッドデッキに、バレル型・タブ型の冷水槽が3つ。公称は3〜15°Cの範囲で、僕が行った日はだいたい10°C、6°C、3°Cの3段階に設定されていました。3°Cはさすがに刺さる。10°Cから順番に慣らしていくのが正解だと思います。
外気浴スペースもちゃんとあります。朝イチの予約だったので、来ていたのは僕ともう一人だけ。撮影もさせてもらえて、これはありがたかった。
日本のサウナと、ここが違う

行く前に知っておいたほうがいい違いを、まとめておきます。
どれも公式のルールに書いてあることです。
まず水着必須。
日本の裸文化はここでは通用しません。次に、基本は男女共用。ただし定期的に女性専用枠(Female-only sessions)が設定されているので、共用が気になる人はそちらを選べます。サウナと水風呂の間には必ずシャワーを浴びるのがルールで、ベンチに座るときはタオルを敷く。時間制のフリータイムではなく、セッションを予約する方式。
タトゥーは制限なし。
日本だと入店を断られることが多いですが、ここではまったく問題になりません。逆に年齢は18歳以上限定で、18歳未満は保護者同伴でも入れません。家族でスーパー銭湯、という日本の感覚は持ち込めないので注意。
で、どんな人に向いているか。僕なりに分けるとこうです。
ロンドン北東部に住んでる人。
週末に1回ゆっくり整いたい人には、オフピーク枠で Silent Sauna をおすすめします。
85°C前後の熱さと3段階の水風呂で、日本の「熱いサウナ→キンキンの水風呂→外気浴」のループがそのまま再現できます。
サウナ初心者や、英語のルールにちょっと不安がある人は、まず朝イチの空いている枠から。僕が行ったときは2人しかいなくて、ルールの確認もスタッフにゆっくり聞けました。友人と何人かでワイワイ入りたい人は Social Sauna があるし、全体を貸し切る場合は最大6名まで。
逆に、フリータイムで何時間もダラダラしたい人や、お子さん連れの人には向いていません。
サウナを作る側として参考になった3つのこと

僕はロンドンで日本式のスーパー銭湯を開きたいと本気で思っているので、どうしても「作る側」の目で見てしまうんですが、ここで参考になったことが3つありました。
ひとつ目は鳩対策。外気浴エリアの上にネットが全面に張ってあって、鳩が入ってこないようになっています。ロンドンで屋外スペースを作るなら、これは絶対に必要だなと。
ふたつ目は水風呂の手すり。鉄製でしっかりしたものが付いていて、僕みたいにバランスにあまり自信がない人間でも安心して出入りできました。3°Cの水風呂から上がるときって、けっこう足元が危ないんですよ。
みっつ目は床材。
見た目は木目なんですが、実際は木目調のプラスチック系の素材でした。本物の木のほうが踏み心地はいいんでしょうけど、水と汗にさらされ続ける床の管理を考えると、こっちのほうが現実的なのかもしれない。
よくある質問

水着は本当に必須?
必須です。公式ルールで共用エリアはすべて水着着用、裸での利用は禁止と明記されています。忘れると入れません。
タオルは現地で借りられる?
公式FAQには記載がありませんが、現地で聞いた限りでは会員£2、非会員£3でレンタルがあり、2026年9月13日時点では開店直後のため無料でした。基本は2枚持参が安心です。
子どもと一緒に行ける?
行けません。18歳以上限定で、18歳未満は保護者同伴でも入場できない規定です。
タトゥーがあっても大丈夫?
大丈夫です。タトゥーによる入場制限はありません。
予約なしでふらっと行ける?
基本は公式サイトかアプリでの事前予約制です。予約時間の5分前にアクセスコードが有効になる仕組みなので、当日思い立ったら、まずアプリで空き枠を確認してください。
£1割引は僕が行った9月13日で終わってしまいましたが、Refer a Friend と Reset Packs はまだ続いています(2026年9月時点。最新情報は公式サイトで確認を)。ユーストンからは正直遠かった。でも朝7時から開いていて、静かなサウナと3段階の水風呂があって、外気浴もできる。それだけで、また行く理由としては十分でした。Elizabeth line 沿いに住んでいる人は、たぶん僕よりずっと楽に行けます。


