Sachikoイギリスのノリッチに薪サウナはないですか。
今、英国は空前のサウナブームの真っ只中で、英国サウナ協会(British Sauna Society)がリストアップするパブリックサウナは600箇所以上。
この「英国サウナ・ルネサンス」の代表格ともいえるのが、ノリッチの川沿いにある薪サウナ「The Lions’ Den River(ライオンズ・デン・リバー)」なんです。ライオンズデンシティーは街のど真ん中にあり、ここもいいですが、川沿いは薪サウナで、自然派でぃ・
この記事では、料金・予約方法・持ち物から、日本人サウナーがつまずきがちなルールの違いまで、行く前に知っておきたいことを全部まとめました。
イギリスで本格サウナ…? 日本のスーパー銭湯みたいに手ぶらで行けるのかな。ルールも違いそうで不安…
実は日本と全然ルールが違うんだ。タオルを忘れると入れないことも。この記事で予約から持ち物まで全部わかるようにしておくよ!
ライオンズ・デン・リバーってどんな場所?

The Lions’ Den Riverは、イングランド東部・ノリッチのウェンサム川(River Wensum)沿いにある屋外サウナ施設。歴史あるリバーサイドパブ「The Red Lion Bishopsgate」の敷地内にあって、川を眺めながら薪サウナに入れるという、なんとも贅沢なロケーションです。
設備はこんな感じ。
- 薪釜式のログキャビンサウナ×2棟
- 冷水浴槽×5基(外気温・10℃・5℃の3段階)
- 冷水シャワー、ロッカー、簡易更衣室
- 温かい飲み物や軽食を出す屋外カフェキャビン
水風呂が温度別に3段階あるのがポイント。
いきなり5℃はキツい…という人は外気温の浴槽から慣らしていける設計で、温冷交代浴(Contrast Therapy)をちゃんとわかっている施設だなと感じます。
創業は2024年。創業者のリー・テイラー(Lee Taylor)さんは、もともとスタンダップパドルボード(SUP)レンタルの「Norfolk Paddle Boards」を運営していた人で、そこからウェルネス企業へと発展させました。
だから今もサウナとSUPがセットで楽しめる、ちょっと珍しい施設になっています。英国サウナ協会(BSS)の加盟オペレーターでもあります。

日本のサウナとの一番の違いは「水着」と「マイタオル」
日本の感覚のまま行くと、まず面食らうのがここ。
イギリスのパブリックサウナは水着着用が必須です。全裸での利用は固く禁止。そして男女混浴が基本。Lions’ Denでは、男性と一緒のサウナに抵抗がある方向けに女性専用セッション(women-only sessions)も用意されています。
もうひとつ大事なのが、座る用のバスタオルの持参が必須ということ。
衛生維持と火傷防止のため、全員がタオルの上に座るルールになっています。日本のようにレンタルタオル制度はないので、忘れるとサウナに入れない可能性すらあります。ここ、本当に要注意。

英国は今「サウナ・ルネサンス」の真っ最中
英国サウナ協会は現在600箇所以上のパブリックサウナをリストアップしています。同協会は「Operators’ Charter」という運営基準を定めていて、加盟施設には高品質な資材の使用、適切な換気、無料の飲料水の提供などを義務付けています。Lions’ Denもこの基準に適合した施設。数が増えるだけでなく、質の担保も進んでいるのが今の英国サウナシーンなんですよね。
料金と予約方法(2026年8月時点)

まず料金をざっと表で。lionsdenの予約はこちらからriverとシティの場所を確認してください。

以下はすべて2026年8月時点の情報です。料金は変更される可能性があるので、予約前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
| メニュー | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 60分サウナセッション | £15〜£16.50 | 予約経路により表記に差あり【要ファクトチェック】 |
| 30分サウナセッション | £10.00 | |
| エッセンシャル会員 | 月額£25.00 | 月2回利用(1回£12.50換算)+5%割引 |
| コア会員 | 月額£43.00 | 月4回利用(1回£10.75換算)+10%割引 |
| アンリミテッド会員 | 月額£99.00 | 回数無制限(週3回で1回£8.25換算)+15%割引 |
| ソーシャル・サウナ(月曜18時〜) | £5.00 | パドルボード参加者向けの割引価格 |
| 学生割引 | 15%オフ | 事前の適用手続きが必要 |
60分セッションの料金は、予約サイトでは£15、公式の標準価格では£16.50と情報に食い違いがありました。実際の支払額は予約時の画面で確認するのが確実です。
予約はオンラインに一本化されています。公式サイト、または公式アプリ「The Lions’ Den App」から、予約プラットフォームBSport(ビースポーツ)のアカウントでログインして予約する仕組み。人気の時間帯は早く埋まる傾向があるので、事前予約が強く推奨されています。
ふらっと行って入れる保証はない、と思っておいたほうがいいです。
どのプランがお得?タイプ別に整理
で、結局どれを選べばいいのか。使い方別に分けるとこうなります。
- ノリッチに旅行や出張のついでに1回だけ:単発の60分セッション(£15〜£16.50)で十分
- 月2回くらいのペースで通いたい:エッセンシャル会員(月£25)。単発より1回あたり£2.50〜4お得
- 週1ペースの習慣にしたい:コア会員(月£43、1回£10.75換算)
- 週3回以上のガチ勢:アンリミテッド会員(月£99)。週3回通えば1回£8.25換算まで下がります
タオルとかポンチョって、現地でレンタルできるんだよね…?
それが、リバーではレンタルタオル制度はないんだ。持参が必須。次の持ち物リストは保存推奨だよ!
持ち物リスト|これを忘れるとサウナに入れない

公式が案内している持ち物をまとめました。上2つは必須、それ以外も実質マストに近いです。
- 水着(必須):常時着用。全裸は禁止
- バスタオル(必須):サウナ内で座るために全員必要。レンタルなし
- チェンジローブ(お着替えポンチョ):更衣スペースが狭いため、着て行くか持参が推奨
- サンダル・スリッパ類:駐車場〜河川敷〜サウナガーデンの移動用。ビーサンやCrocsが最適
- マイボトル:現地に水はあるものの、持参が推奨されています
- 温かい上着+乾いた着替え:サウナ後のクールダウンで体を冷やしすぎないために
- 日焼け止め・帽子:夏場の晴れた日に
日本のスーパー銭湯の「手ぶらでOK」文化とは真逆。屋外施設なので、キャンプに行く感覚で準備するとちょうどいいです。チェンジローブは日本ではまだ馴染みが薄いですが、イギリスの屋外サウナ・海水浴シーンでは定番アイテムなので、渡英前に1枚用意しておくと色々な場面で使えますよ。
行く前に知っておきたい注意点4つ

①パブの駐車場には停められない
これが一番のハマりポイント。Lions’ DenはRed Lionパブの敷地内にありますが、パブの駐車場はサウナ・SUP利用者は一切使えません。「パブ併設だから停められるだろう」と思い込んで駐車し、後からスタッフに移動を求められて戸惑った…という声が実際に多く報告されています。車で行く場合は、最寄りの公共駐車場「St Helen’s Wharf」などの有料パーキングを使ってください。
②更衣スペースは狭い
簡易更衣室はあるものの、スペースはかなり限定的。混んでいると着替えに手間取って、せっかくのサウナ時間をロスしがちです。だからこそのチェンジローブ持参、というわけです。水着を下に着て行って、帰りだけ更衣室を使うのがサウナーです。
③天候次第で使えない設備がある
川沿いの屋外施設なので、自然のご機嫌に左右されます。パドルボードは平均風速18mph(約29km/h)以上で中止。川の水位が上がった場合も運航禁止になります。川での遊泳も、水質や漂流物の状況によって制限されることがあります。また、サウナガーデン内の木製通路は水や藻で滑りやすくなるので、足元には注意を。
④5歳未満の子供は利用できない
体温調節機能が未発達で熱中症リスクが高いため、5歳未満のサウナ利用は禁止されています。5歳以上でも、短時間にする・低い段に座る・冷水に直接浸からない、といった配慮が必要です。お子さんの健康面で気になることがあれば、かかりつけ医に相談してから連れて行くのが安心です。

サウナのあとはパブでロースト。これが英国式

Lions’ Den Riverの魅力は、サウナ後の過ごし方までセットになっているところ。敷地内のカフェキャビンではアメリカーノ£2.50、Biscoffホットチョコレート£4.75(2026年8月時点)といった温かいドリンクが買えて、火照った体でカフェタイム。がっつり食べたければ、同じ敷地のRed Lion Bishopsgateで地元のビールやサンデーローストが待っています。サウナ→水風呂→パブ飯。この流れ、日本のスーパー銭湯の「風呂上がりの食事処」に通じるものがありますよね。
毎週月曜夜にはSUPと£5サウナのセットイベント「ソーシャル・サウナ」、毎月第3日曜には無料のコミュニティウェルネスイベント「OutThere」も開催されていて、地域の社交場としても機能しています。
ちなみに2025年12月には、ノリッチ中心部にインドア型の2号店「The Lions’ Den City」もオープンしました。ルーフトップサウナやサウナシネマを備えた都市型店舗で、こちらはまた雰囲気が全然違います。詳しくは別記事でまとめているので、そちらをどうぞ。
イギリスのサウナーにとっての「ライオンズ・デン リバー」

イギリスのワイルドサウナといえば、ブライトンの「Beach Box Spa」やヘイスティングズの「Samphire Sauna」のような、海に飛び込む系のオーシャンサウナが有名です。Time Out誌の「ロンドン近郊のワイルドサウナ」特集でも、この手の海系サウナが取り上げられてきました。
Lions’ Den Riverはそれらとはタイプが違って、柳並木の穏やかな川沿いでゆったり整う内陸型。荒々しい海より、静かな自然の中でじっくり温冷交代浴を楽しみたい人向けです。薪の爆ぜる音を聴きながらのロウリュ、3段階の水風呂、締めのパブ飯。日本のサウナ文化で育った人ほど刺さる施設だと、僕は思っています。
イギリスにはこういう「行ってみたくなる場所」が本当にたくさんあります。渡英後の暮らしは、家探しがゴールじゃなくてスタート。JTECでは物件探しだけでなく、イギリスでの生活立ち上げ全般をサポートしています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 子供も一緒に入れますか?
5歳未満は利用禁止です。5歳以上は利用できますが、短時間のセッションにする、低い段のベンチを使う、冷水浴は避ける、といった安全配慮が求められます。
Q2. 男性と一緒のサウナに抵抗があります。女性専用の時間はありますか?
あります。水着着用の混浴が基本ですが、女性専用セッション(women-only sessions)が別途用意されています。開催日時は公式アプリまたは公式サイトで確認してください。
Q3. タオルを忘れたら現地で借りられますか?
レンタルタオル制度はないため、持参が必須です。現地での販売や有料レンタルの有無は公式情報が確認できませんでした【要ファクトチェック】。忘れると入れない前提で準備してください。
Q4. 予約のキャンセルや変更はできますか?
公式アプリまたはBSportのアカウントから変更できます。ただし、何時間前まで無料でキャンセルできるかといった詳細規約は公式情報が確認できませんでした。予約前に公式サイトで最新のキャンセルポリシーを確認してください。
Q5. 割引制度はありますか?
学生は15%割引(事前手続きが必要)。救急・医療従事者向けのブルーライト割引もありますが、割引率の詳細は未確認です【要ファクトチェック】。いずれも2026年8月時点の情報なので、適用条件は公式サイトでチェックを。
水着とタオルとチェンジローブ。この3点セットさえ揃えれば、英国サウナ・ルネサンスの最前線はもう目の前です。次の週末、川沿いの薪サウナで整ってみませんか。


